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第2章 青少年の意欲をめぐる現状と課題1.青少年の意欲と行動の様相【青少年の意欲の様相の理念的な分類】
【状態の的確な把握と各状態に対応した手当て】
【自己を客観視できる力の育成】
(1) 基礎的な体力の低下や不足
【正しい生活習慣、運動習慣の下での充足感のある生活】
(2) 青少年の価値観等と社会的期待の相違
【納得のいく豊かな人生のための努力と向上心】
【実社会との関わりを通じた価値観や判断基準の体得】
(3) 行動の段階でのつまずき
【目的達成に必要な手段・方法の体験を通じた学習】
【身近なモデルの存在】
2.データが示す青少年の生活実態等の現状と課題
(1) 生活の夜型化、朝食欠食などの基本的生活習慣の乱れ[調査結果]
[これまでに得られた知見]
(2)希薄な対人関係
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日本の青少年は、生活規律や社会のルールについて保護者から直接しつけられることが少ない。 |
図5 お父さんやお母さんから言われること(国際比較) | |
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※小学5年生、中学2年生 | |
子どもの体験活動研究会 『子どもの体験活動等に関する国際比較調査』 |
約6割の母親が育児不安を感じ、家族が協力しないと感じる保護者の約2割には相談相手がいない。 |
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ベネッセ教育研究開発センター 『幼児の生活アンケート』(平成17年) |
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厚生労働省 『平成16年度全国家庭児童調査結果の概要』 |
できるだけ子どもの自由を尊重する親でありたいと考える保護者が増えている。 |
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NHK放送文化研究所 『中学生・高校生の生活と意識調査』(平成15年) |
3割の保護者が基本的な食事やマナーの指導を、6割の保護者が社会のルールやマナーの指導を学校に期待している。 |
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日本体育・学校健康センター 『平成12年度児童生徒の食生活等実態調査』 |
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NHK放送文化研究所 『中学生・高校生の生活と意識調査』(平成15年) |
5割以上の大人が自らの子ども時代に比較して地域の教育力が低下したと感じている。 |
図11 保護者自身の子ども時代と比較した「地域の教育力」 | |
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日本総合研究所 『地域の教育力に関する実態調査』(平成18年) |
近所の大人からしかられたり助けられたりした経験のある青少年が少ない |
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※小学2・5年生、中学2年生 | |
日本総合研究所 『地域の教育力に関する実態調査』(平成18年) |
大人からほめられたり叱られたりした経験の多い小中学生には、生活習慣や道徳観・正義感が身についている者が多い。 |
図13 ほめられたりしかられたりした経験と体験活動の関係 | |
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※小4年生、小6年生、中2年生 | |
国立オリンピック記念青少年総合センター 『青少年の自然体験活動に関する実態調査』(平成17年) |
青少年の自由時間の過ごし方は一人遊びが多く、特にテレビ等の視聴時間は諸外国よりも長い。 |
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内閣府 『情報化社会と青少年』(平成14年) |
図15 テレビやビデオの視聴時間(国際比較) | |
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子どもの体験活動研究会 『子どもの体験活動等に関する国際比較調査』 |
小5〜中2の平均3割が学校から帰宅後、ほとんど遊んでいない。 |
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川村学園女子大学 『平成16年度子どもたちの体験活動等に関する調査研究のまとめ』 |
青少年同士が関わる活動をする小・中学生の割合が減少している。 |
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(注3)学年計![]() |
祖父母と同居する青少年や兄弟姉妹の多い青少年が減少している。 |
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(注3)学年計![]() 図17〜20まで いずれも国立オリンピック記念青少年総合センター 『平成17年度青少年の自然体験活動等に関する実態調査』 |
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